メイクの時の鏡、どうしてますか?
時々取材を受けることがあるのですが、正面以外の角度から映った自分の姿に衝撃を受けたことがあります。
例えば自分が話している声もそうなのですが、自分の体内を通して聞いている声と、普段私以外の人が聞いている私の声は違いました。
『私ってこういう声なんだ』
『周りの方にはこう映っているんだ』
画面を通してそう感じました。
声は差ができてしまうのは仕方がないとして、外見を何とかできないかなぁ…そんなことを思った時に。
祖母の家にあった鏡台を思い出しました。
和室にデンと構えていて、少し離れたら全身が映る三面鏡。
自宅にはそれを置くスペースはないので、顔だけでも…と思ってメイクの時に使ってた平面な鏡を三面鏡に変えてみました。
すると。
なんて、ノペッとしたメイクをしていたのだろう…と、また衝撃。
それまで正面からの視点のみでメイクをしてたので、横から見るとなんだか変…
でもきっと周りにはこう見えているんだよなぁ…
鏡の前で、ちーーーん(○_○)
となりましたが、これも良いきっかけと思って三面鏡を使い続けてみています。
初めは慣れなくて眉毛が左右違ったりしてましたが、段々と眉毛も左右同じくらいのバランスで描けるようになってきましたし、三面鏡→平面の鏡で見ると、平面の鏡のみの時より良い感じの仕上がりになってきたように思います。
何かの本に、銀座のホステスさんたちは、メイクをした後、左右、お客様の視点に近い斜めの角度からもチェックをしてから仕事に入ると書いてありました。
プロ並みに仕上げることは私にとって難しいですが、三面鏡でいろんな角度から見て、自然な仕上がりになるように日々練習をしてゆきたいと思っています。
目標は素敵な表情&その年齢に合った自然なメイクの女性、いつの日かそうなれるように…