子ども向けが一番難易度が高い
久しぶりにワークショップの話を。
昨日は小学生向けのワークショップでした。
これまでにも小学生向けワークショップは何度かさせて頂いてますが、ある意味、大人向けの時よりもドキドキします。
大人と違って、集中できる時間が短いので話がつまらないとお隣さんとおしゃべりしだしたり、他のこと始めたり、フラフラと席を離れたり…あっという間に関心は他のところへ行ってしまいます。
でもそれは、生徒さんたちの『しつけがなってない』のではなく、こちら側が生徒さんたちに関心をもってもらえるような伝え方、見せ方ができていない場合も多い。
『ちゃんと話を聞きなさい!』と怒鳴ってすむことではないのです。
集中できる時間が短いなりの、飽きさせない授業展開をすれば、きちんと話は聞くし、考えて取り組んでくれます。
大人向けのワークショップでは『ここをこうして…』など、口頭で伝えて動いてもらうことはできますが、子どもたちにそれでは通用しません。
まず、面白そうだなと思ってもらえる仕掛けをしつつ、話はわかりやすくシンプルに、テンポよく。
こちら側からの一方通行にならないように気を配りながら…
いろいろ策をねって、毎回少しずつ違うことを試してみてますが、今回上手くいったこともあれば、改善したい課題も見つかりました。
今回見つかった課題の一部は、『説明したことが早くできた子に、時間がかかる子をどうやって待ってもらうか。』
ここが抜けていたので、ある一定のところまでできた子が後半、ザワザワしてしまいました。
次、同じようなお話を頂いたときに今回の気付きを活かせるようメモを残しておきました。
それが上手くいくか、更なる改善が必要か…は、また次の時までのお楽しみ。
自分にとっては大人向けよりもやはり、子ども向けの方が一筋縄ではいかず、難易度が高いのでした。