嘘を愛する女
映画の宣伝CMで高橋一生と長澤まさみが出ているのを見て気になっていたところ、本屋でこの作品を見つけて読んでみることにしました。
『嘘を愛する女』
由加利という女性が、母親に、付き合って五年の恋人、桔平を紹介しようとする直前のところから話が始まります。
結局、桔平はその場に現れず、あることをきっかけに、桔平の仕事も、名前も…何もかもが嘘だということが発覚します。
どういう風にして二人は出会ったのか、出会う前の桔平はどんな人生を送っていたのか…
読み進めてゆくとだんだんと全容が見えてくる形のお話です。
由加利側の視点で描かれている章が多いのですが、ところどころ桔平側の立場からも描かれていて、読み進めていくごとにもっと先が知りたくなり、あっという間に読了という感じでした。
1/20に公開となる映画ではどういう描かれ方をしているかわかりませんが、本を読んだ限りでは面白いです。
ちなみに文庫版は表紙が3パターン。
『高橋一生1人パターン』『長澤まさみ1人パターン』『高橋一生&長澤まさみ2人パターン』。
マンガ→ドラマ、映画になった作品は原作とイメージが違った!なんてことがありますが、この表紙のおかげで私の中では完全に、桔平=高橋一生、由加利=長澤まさみのイメージで読み進めたので、きっと映画を見ても違和感はない…はず。