上司と後輩の間で思うこと
今月末に2名、退職することが判明しました。
ここ数年、新しく入った方が辞める事態が続いていて、そんな様子を眺めながら自分もモヤモヤしています。
辞める理由は…
・給料が安い(ボーナスがない)
・休みが少ない
多分、これ↑です。
ただ、それだけではなく、他にも理由があるような気がしています。
☆☆☆
うちの会社は本当に古い体質の会社で、ほぼ『おじさん』で構成されており、IT化の波に乗り切れてない、いまだにアナログ信仰の会社です。
とにかく手書き多い…( -д-)メンドイ
若い世代が入ってこない→自動的に逆三角形の構図です。
そんな感じですから仕事をしていると、40~50代の仕事に対するモチベーションと、今の20代の仕事に対するモチベーションのギャップをものすごく感じます。
しかも私は『転職組』なので、『入社以来ずっとうちの会社を出たことがない』というおじさん達よりも、多少は外の風に当たったことがあり、『もっとこうしたら良いのに…』ということは山ほどあります。
私だけでなく、転職組は何名かいるので、外を知っている人をもっとうまく使えば良いのにとも思います。
ちょこちょこ、隙をみてはそれを指摘したり、改善案を出したりもしてますが、そもそも、そういった『変えよう』という気概が感じられないおじさん方も多く、なんだかなぁと悶々とする日々です。
☆☆☆
仕事に対する姿勢にも、ギャップを感じることが多く、40~50代のオジサマたちにとっては当たり前の常識や感覚が、20代の後輩ちゃんたちには通用しない、そのことが理解できていない。
言わなくてもわかるだろ感を出されたところで『そんなのわかるわけないじゃん?』です。
なのに、若い子たちのことを理解しようとしているのか?も疑問です。
もちろん、新人ちゃん達を『お客様のように大事にしろ』なんて言う気はさらさらありません。
新人時代には諸先輩方からも、環境からも学ばなければならないことはたくさんありますから。
時に厳しく注意しなければならないこともあります。
ですが、わかろうと努力しないと、ただでさえ世代ギャップというハンデがあるのだから感覚も違うし、話はいつまでたっても通じない。
新人や入ったばかりの方が育つまでには時間もかかります。
上の人たちが変わらない限り、若い子たちは辞め続け、ますます高齢化の道をたどる→昔のセンスを引きずった商品しか生まれない→ますます売上落ちる→仕事を引き継ぐ若手がいない→仕事もお金もまわらない、の負のループにはまるのはもう目に見えています。
おじさま方は何もしなくても給料が上がっていったり、バブルを経験している世代だから(?)か、とにかくその『良いときの仕事スタイル』をいまだにひきずっているし、創意工夫を重ねて続けている他社に追い抜かれていることに対する危機感はあるのだろうか?
そもそも、追い抜かれていることに気づいているのだろうか?と、私としては常に不安に感じています。
口では何とかしないとと言っていても、具体的な改善策がとられていないように感じます。
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うちの会社ではおじさま方による本社と支店の争いも多々。
ライバルとしてお互いを刺激しあう形の、良い意味でのバトルならむしろ大歓迎なのですが、相手を批判することばかり。
はっきり言って自社内で争ってる場合ではないと私などは感じています。
その分のエネルギーを自社を良くすることに使えば今の状況を少しは変えることだって難しくないはずなのに…
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若い世代も働きやすいように環境を整えない限り、このまま放っておくと、会社が消える可能性大です。
と書いている私も、先に書いたPC環境諸々の理由から辞めたい方向にどんどん気持ちが傾いているのは事実です。
『会社にとって、人は財産』だと思うのですが、人を大事にしようとする姿勢も見られない…
もう、うちの会社は終わっているのかもしれない…
退職目前、有休消化中の同僚を横目で眺めつつそんなことを思うのでした。
ぼちぼち私も出る準備、始めようかな…